みなさま、こんにちは。DSKです。
個人事業主など厚生年金のない人たちは、年金額が少なくて将来が不安な人も多いと思います。
「少しでも増えないかな〜」
と考えている方、2年で元が取れる「付加年金」というものがあります。
年金を増やしたい方は、ぜひ確認してみてください。
月400円で年10万近くの年金に
付加年金とは、毎月400円付加保険料を上乗せして納めることで、将来受け取る年金額を増やせる仕組みです。
手続きは市区町村の窓口で行い、申し込み月から納付することになります。
今回のコロナの様に、一時的に払えずに納付期限を過ぎてしまったとしても、2年間はさかのぼって納めることも可能です。
付加年金に加入した場合、どのくらい将来受け取れる年金額が増えるのでしょうか。
付加年金額は、200円×付加保険料納付月数=付加年金額(年額)で計算されます。
例えば20歳から60歳までの40年間納めた場合、受け取れる年金額は
200円×12ヵ月×40年=9万6,000円
となります。
そして、この場合に負担した保険料は
400円×12ヵ月×40年間=19万2,000円
19万2,000円÷9万6,000円 =2
65才から受け取りを開始したとしたら、67才より長生きをすれば元が取れるという計算になります。
40年間支払って年間9万6000円か。と思う人もいるかも知れません。
ですが、現在は人生100年時代。
65才から受け取ったとして、仮に100才まで生きたとしたら、受け取り期間は35年間。
最初の2年間で元が取れるので、残りの33年間分はプラスになります。
100才まで生きたら300万円以上お得
もし100才まで長生きしたとしたら、いくらプラスになるのか。
33年間×9万6000円=316万8000円
40年間で19万2000円を支払って、316万8000円がもらえることになります。
仮に90才で亡くなったとしても、220万8000円のプラスです。
80才なら124万8000円、70才で亡くなったとしても28万8000円お得です。
また付加年金は老齢年金同様、繰り下げもできます。
70才から受け取りに繰り下げた場合、9万6000円×1.42倍になり、年額13万6320円。
75才から受け取りなら1.84倍で17万6640円。
100才まで長生きしたとすると
70才からなら「13万6320円×30年-19万2000円=389万7600円」のプラス
75才からなら「17万6640円×25年-19万2000円=422万4000円」のプラス
実際にどうもらうのが一番得かは状況によりますが、この様に20万円弱の負担で、大きなお得を得られることになります。
付加年金に加入不可の人
付加年金は少額で将来の年金を増やせる方法ですが、デメリットとして加入に制限があります。
付加年金に加入できるのは、以下の様な方です。
・サラリーマンや公務員などの第2号被保険者
・第2号被保険者の配偶者である第3号被保険者
・国民年金保険料の免除・猶予を受けている人
・国民年金基金の加入者
会社員や公務員などは第2号被保険者と呼ばれ、すでに厚生年金や共済に加入しています。
また、専業主婦(夫)など第2号被保険者に扶養されている人も、第3号被保険者と同じく付加年金に加入することはできません。
付加年金は年金の2階部分にあたるので、1階部分の免除や猶予を受けている人は加入することはできません。
同じ様に、2階部分にあたる年金基金へ加入している人も付加年金には加入できません。
どちらが効果的な判断は必要でしょう。
この様に、ある程度の制限はありますが、付加年金はとてもお得な制度です。
将来の年金が不安な方は、一度いくら受け取れるか確認してみてはいかがでしょうか。
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